調音パネルの設置枚数と配置の考え方
部屋サイズとパネルの枚数目安
【条件】天井高さ:2.7m以下, 天井:岩綿吸音版, 床:タイルカーペット, 壁:石膏ボード(クロスや塗装)またはスチールパーティション
部屋のサイズ 【 間口×奥行(床面積)】 |
設置枚数(推奨) |
設置枚数(最小) |
3m×4m(12m²) |
12枚 |
10枚 |
4m×4m(16m²) |
14枚 |
11枚 |
4m×5m(20m²) |
15枚 |
12枚 |
5m×6m(30m²) |
18枚 |
14枚 |
5m×8m(40m²) |
22枚 |
18枚 |
5m×10m(50m²) |
25枚 |
20枚 |
調音パネルの基本的な考え方
端からスタートして1.2m毎に1枚配置
端から0.6mあけて1.2m毎に1枚配置
もう一対の壁面も同様に
[効果的な配置]
- 標準枚数:壁面の長さ1.2m毎に1枚で計算
例)4×5mの会議室⇒壁面長さ18m/1.2=15枚
- 標準設置高さ:パネルの下端を床から900mm、二段に設置する場合は、床から400mm
(使用状態の「耳の高さ」を意識する)
- 大きな平面が残らないよう分散配置する
- 平行対向する面が残らないよう、対向面では位置をずらして配置する
- 什器やガラスなどで貼れない場合でも、基準枚数の8割以上を配置する
窓のない部屋の例
- 間口:3.6m
- 奥行:5.4m
- 天井高:2.7m
- 床面積:19.44m²
- 設置枚数:13枚
[配置手順]
- 基準枚数:壁面の長さ1.2mあたり1枚で計算⇒15枚
- 基準枚数を分散配置
- 大きな平面が残らないよう分散配置する
- 対向壁面で調音パネルのない面が向かい合わないよう、調音パネルをずらして配置
- ドアなどで貼れない場合でも、基準枚数の8割以上の枚数を設置
壁の一部に窓がある部屋の例
- 間口:3.6m
- 奥行:5.4m
- 天井高:2.7m
- 床面積:19.44m²
- 設置枚数:12枚
[配置手順]
- 基準枚数:壁面の長さ1.2mあたり1枚で計算⇒15枚
- 基準枚数を分散配置(窓に貼れない分は、別の壁面に含める)
- 大きな平面が残らないよう分散配置する
- 対向壁面で調音パネルのない面が向かい合わないよう、調音パネルをずらして配置
- ドアやガラスなどで貼れない場合でも、基準枚数の8割以上の枚数を設置
壁の一面をガラス面が占める部屋の例
- 間口:3.6m
- 奥行:5.4m
- 天井高:2.7m
- 床面積:19.44m²
- 設置枚数:13枚
[配置手順]
- 基準枚数:壁面の長さ1.2mあたり1枚で計算⇒15枚
- 基準枚数を分散配置(窓に貼れない分は、別の壁面に含める)
- ガラス面の対向面の枚数を多めに配置
- 対向壁面で調音パネルのない面が向かい合わないよう、調音パネルをずらして配置
- ドアやガラスなどで貼れない場合でも、基準枚数の8割以上の枚数を設置
壁の二面をガラス面が占める部屋の例
- 間口:3.6m
- 奥行:5.4m
- 天井高:2.7m
- 床面積:19.44m²
- 設置枚数:14枚
[配置手順]
- 基準枚数:壁面の長さ1.2mあたり1枚で計算⇒15枚
- ガラス面の対向面の枚数を多めに配置するため、上下2段に配置
- ドアやガラスなどで貼れない場合でも、基準枚数の8割以上の枚数を設置
- 設置の高さは、床から調音パネルの下端が400mmを基本とする