働く音改革 vol.1

共創を生むオフィスには音のコントロールが必要だ

共創を生むオフィスには音のコントロールが必要だ

技術を駆使して働きやすいオフィスづくりを提案するNECネッツエスアイは、13年前から働き方改革を社内で実践し、そこで得た知見を、顧客に惜しみなく提案している。同社の鷲山光洋氏に、今のオフィスに求められるものを聞いた。

見ただけでは分からなくても声が理解をサポートする

NECネッツエスアイ株式会社 ビジネスデザイン統括本部 エンパワードオフィス推進本部 鷲山 光洋氏

NECネッツエスアイ株式会社
ビジネスデザイン統括本部
エンパワードオフィス推進本部
鷲山 光洋氏

—10年以上前から、働き方改革に取り組んでいるそうですね。

2007年からです。“Empowered Office”をコンセプトに、まずは私たち自身のワークスタイルを変化させ続けてきました。紙やスペースの無駄削減から始め、オフィスレイアウトを変え、テレワークの部分的導入、それに基づいた業務プロセスの見直しなどを経て、今は全社員が無制限でテレワークできる環境が整っています。2019年からは東京・飯田橋本社に勤務する3000人の社員のうち、全社スタッフの一部が首都圏7カ所に設けた当社専用のサテライトオフィス「アクティビティベース」で業務にあたっています。自宅に近い「アクティビティベース」に通勤することで負荷を軽減し、場所や時間の制限なく、いつでもコミュニケーションがとれる環境で、イノベーションと共創を生む働き方に取り組んでいます。

—同じ空間にいない人とコミュニケーションをする上で、音声はどのような役割を果たしますか。

渡された資料の内容を理解できなくても、声で説明を加えてもらえれば分かるという経験は誰もがしているはずです。また、特に遠隔会議では、聞こえにくいと感じている側がそれを指摘することはまれで、聞こえにくいままミーティングが終わってしまうこともあります。こうした事態を防ぐため、自然にベストな音声状況に整うのが理想です。

また、オープンスペースで遠隔会議をする場合、周囲の話し声や笑い声まで拾ってしまうこともありますが、ヤマハの「ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン YVC-330」は、半径1m以内の音声だけを収音するモードに切り替えられるので、伝えたい音声だけを相手に伝えることができて便利です。音量調整やBluetooth接続も、ボタンで簡単に操作できます。

「働く音改革」とは
働く音改革とは、「音」の視点からオフィスをより良く変えるヤマハによる提案だ。オフィス内の音の環境を適切にコントロールすることで、遠隔会議の質を高める、オープンスペースでの集中力を上げる、漏洩してはならない話をしっかりガードする、など様々な働くシーンに貢献し、誰もが働きやすい、イノベーションを生み出す働き方改革を推進する。

オフィスづくりは実践してから提案する

—オフィスがオープンになると、聞こえなくてもいい音声まで聞こえてくることもあります。

以前は、デスクに書類が山積みされていて、それが吸音材の効果を果たしていましたが、それもなくなったことで、議論が白熱した際の声などは以前より周りに聞こえるようになっています。本来は人間が声量をコントロールすべきですが、なかなかそうもいきません。そこで、漏れ聞こえてはならない音声をかき消したり業務に集中できる環境を整えたりするために、ヤマハの「スピーチプライバシーシステム VSP-2」やイナバインターナショナルの「パーティションYURT」も導入済みです。3社で共同検証も行いました。

スピーチプライバシーシステム VSP-2 スピーチプライバシーシステム

VSP-2

ヤマハ独自の「情報マスキング音」に、川のせせらぎなどの「環境音」や楽器などの「演出音」を重ね、声による情報漏洩を防ぐ。スピーカーは小型軽量で設置場所を選ばない

ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン YVC-330 ユニファイドコミュニケーションスピーカーフォン

YVC-330

小・中規模の会議室に適した高性能で高音質なWeb会議用スピーカーフォン。モードを切り替えれば半径1メートル範囲内の音声だけを収音し、不要な音声を拾わないようにもできる

マスキング音をスピーカーから流す

ミーティングスペースで話している内容が外に漏れないように、パーティションで囲むだけでなく、マスキング音をスピーカーから流す。外のざわめきが内側に聞こえにくくもなるので、参加者はミーティングに集中できる

—お客様は音を気にされますか。

気にされています。しかし音は目に見えないので、数値だけを示しても実感いただけません。ですから、自社のオフィスで機能や性能を試すだけでなく、新しいツールの活用を浸透させるための施策まで実践した上で、お客様のオフィスづくりに取り組んでいます。

たとえば、ついテーブルの中心に置きたくなる「YVC-330」も、モニターの前に置いています。人はモニターの方を向いて話すので、その方が音声を収音しやすいからです。今後、遠隔会議がさらに普及すれば、遠隔地によりよい音を伝えるためのマナーが重視されていくはずです。

—これからの取り組みについて教えてください。

2月に、本社から1000名ほどが日本橋に新設した“イノベーションベース”に移りました。技術部門も営業部門も一緒になって、イノベーションを起こすための拠点です。もちろんここでも、自分たちの仕事を変化させ続けながら、知見を収集するとともに、共創でイノベーションを生み出す新しい働き方を推進していきます。

記載されている会社名・製品名は、各社の商標、または登録商標です。
この記事は、日経ビジネス2020年2月28日発売号に掲載された広告タイアップを転載したものです。無断転載を禁じます。

(2020年06月22日 掲載)