CHOCOLATE Inc. ~PARCO MUSEUM TOKYO 『クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展』~

導入概要

導入機種
WS-FA-COM*4 / WS-FS-4525*4
導入時期
2022年12月
基本構成・使用環境
WS-FA-COMにライブ収録の音源を接続。距離センサーで人を感知すると頭上に設置されたWS-FS-4525から音源が再生される仕組みで、来場者は歴代のライブ音声と歓声に包みこまれる体験ができる。

「声」に特化した展覧会でYFSを採用。来場者に「音声と歓声に包みこまれる」体験を。

ヤマハ製品導入の背景、検討の背景

2022年12月末から3週間、PARCO MUSEUM TOKYOにて、4人組ロックバンド「クリープハイプ」のメジャーデビュー10周年を記念した展覧会『クリープハイプの声をシャワーのように浴びる展』を開催しました。クリープハイプの展覧会を開催するのは今回で3回目となりますが、新しい試みとして「声」に着目した展示を企画しました。惹き込まれるビジュアルだけでなく、この場所に来なければ絶対に味わえない感覚を、声を通じて来場者に体験してもらいたいという思いのもと、音響エンジニアと共に音の演出に力を入れました。今回の展覧会ではYFSを含め6種類のスピーカーを展示内容に合わせて使い分けています。

ヤマハ製品導入の背景、検討の背景

ヤマハ製品をお選びいただいた理由、選定ポイント

クリープハイプのヒストリーをテーマとした展示でYFSを採用したことにより、歴代のライブ音声と歓声に包みこまれる体験を実現できました。床に書かれた4つの西暦の上に立つと、距離センサーによって人を感知し、頭上に設置されたスピーカーからその年に行われたライブ音声が再生される仕組みです。展示の準備段階で様々なスピーカーを試しましたが、一般的なパワードスピーカーでは、スピーカーの存在が強く意識され、音の臨場感が損なわれてしまいました。また、店舗用の無指向性スピーカーでは音の広がりが強く、音に包まれている感覚が薄くなってしまいました。今回の展示に適切な音量や、適切な音の広がりを実現できたのがYFSで、もっとも「音声と歓声に包みこまれる」効果が実感でき、リアリティーのある音声を届けることができました。

ヤマハ製品をお選びいただいた理由、選定ポイント

導入後の効果・成果

この展覧会では音の演出に力を入れており、開催ギリギリまでスピーカー設置位置などを調整することがありましたが、YFSはスピーカー1枚1枚がとても軽量のため、現場調整の際も助かりました。展覧会には多くのファンに足を運んでいただいたこともあり、数名の方が一度にこのヒストリー体験をされた場合に音が重なってしまう心配もありましたが、YFSの指向性によってゾーニングされ、音の重なりを抑えることができました。YFSを採用した今回の展示は、来場者からの反応がとても良く、企画側としてその効果にとても満足しています。

導入後の効果・成果

構成図

構成図

CHOCOLATE Inc.様の概要

Webサイト

施工協力

音響デザイン:片倉 惇(JUN MUSIC代表、株式会社coton所属)
JUN MUSIC  株式会社coton

インタラクティブ音楽デバイスSea : penotea studio (代表:中村優生)
penotea studio

(2023年2月14日 掲載)


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