近年の社会情勢から、弊社においても社内外を問わずオンラインミーティングの形式が増え、また今後もそのような働き方が常態化していくと思われる中で、そのメリットを最大限に享受し、オフライン環境での活動に劣らないパフォーマンスを保つためには、設備環境の拡充が必要だと考え、音響設備の見直しを検討しました。
弊社では会議用の音響設備として、ヤマハのYVCシリーズと、他社のマイク・カメラ・スピーカーが一体となったサウンドバーを複数使用していましたが、既存設備を使用する中で課題となっていた「参加人数が多く、広い会議室での会話に話者以外の声や雑音が入り、会議の効率が落ちている」といった状態を改善するため、各社製品と比較し、CS-800およびVSP-2の導入を決めました。
弊社においては、既存の音響設備と比較し、より良い環境を構築することに主眼を置いて、各社製品の比較・検討をしました。その中で重要視していた要素としては、音声の透明性、設備としての汎用性、変更にかかるコスト面が挙げられました。
これらを満たす製品として、収音指向性にて話者の状態を自動的に認識しフォーカスする機能や、一定の距離で音声を取らない機能などを備えるCS-800の導入を1番に検討し、またワーキングスペースの音響整備という観点において取り回しがよく、設置のしやすいVSP-2の、2製品を導入する運びとなりました。実際に運用した中で、導入のコストに対して、最大限の効用が得られたと実感しています。
前述の通り、弊社の機器導入にあたり最も重要視し、課題としていたのは、話者の声をいかにクリアな状態で伝えられるか、という点でした。その観点からCS-800とVSP-2の導入は、はっきりとメリットを感じられる成果になったと感じています。
CS-800については、8人程度の会議室や、4名程度のオープンスぺ―スにおいても、話者にフォーカスして収音する機能により、遠隔での会議でありながらもダイレクトな会話を演出してくれるツールとしての機能を実感しています。
一方で、弊社ではフリースペースや作業に集中するためのブースでもミーティングに参加するケースが多く、VSP-2を用いることで周辺の音を適度に遮断し、集中しやすい環境を構築することができたと感じています。
(2023年12月11日 掲載)
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