福山市医師会は1920年に設立された、医道の高揚、医学知識および医学技術の普及と公衆衛生の向上を図り、市民の健康を増進することを目的とする一般社団法人です。月2回の運営会議をはじめ、医師会活動に関係する各種会議、行政機関や他団体との会議や打ち合わせなど、年間を通じてさまざまな会議が催されてきましたが、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、一時期は全てがオンライン会議に移行となりました。
その後、感染状況の推移に応じて徐々に増えてきた参集形式の会議に伴い、オンライン参加併用の会議が主流となりつつあります。同時に、参加者の密を避けるために広い会場を用意することが増え、会場参加者の音声が聞こえにくいなどの問題も出てきました。このような背景から、オンライン参加・会場参加ともに均一の音声品質を保ちつつ、議論ができる環境の整備が急務となっていました。
これまでは、オンライン会議用に持ち込んだ機器と、会場ごとに違う音響設備との接続設定に毎回苦慮していました。可搬式の音響設備を整備する中で、導入実績や導入事例が多数掲載されていたヤマハのYVC-1000が活用できるのではないかと考え、デモ機の貸し出しを申し込むことにしました。
YVC-1000はスピーカーの性能がすばらしく、会場の音響設備を使わずとも安定した音響を確保することができるようになりました。そのため、オンライン参加・会場参加者ともに、ストレスなく議論をすることが可能となっています。
既存で使用していたWebマイクは複数台設置すると、複数人が同時に発言があった場合の音声切り替えが不安定でしたが、YVC-1000ではそのようなトラブルもなくなり、小規模の会議や打ち合わせなどでも安定した音声品質を確保できています。今後、利活用の機会はさらに多くなると考えています。
また、当会は看護専門学校も運営しているので、今後は学校授業などでの活用も検討しています。
（2022年02月22日 掲載）
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