コロナ禍において、拠点間でのWeb会議やオンライン商談、打ち合わせなどを行うにあたり、既存のカメラスピーカーフォンのビデオ会議システム機器を使用してきました。しかし、機器や使用場所によってはマイクで音が拾いにくい状況が発生したり、一方で雑音を拾ってしまったりと、満足できる音声品質ではなく、会議中に何度も聞き直す場面があるなど、そのたびに中断してしまうことで会議参加者のモチベーションが低下してしまい、会議の進行にも影響を及ぼすことがしばしばありました。
当初はネットワーク環境の遅延などによる障害である可能性を考えていましたが、ネットワーク環境を整備した後もその状況は続いたため、カメラスピーカーフォンの変更を検討することにしました。また、カメラとスピーカフォンが一体型のタイプは便利ですが、会議参加者全体をカメラで映す際に、「機材から遠い人の声が届きにくい」というデメリットが社内意見として挙がっており、こちらも変更を促す理由になりました。
第一に、ヤマハはスピーカーやマイクなどの音響機器を専門に取り扱っているメーカーであるため、クリアな音声を実現するといった点では絶対的な信頼がありました。
第二に、周囲の雑音を拾わずに話者の音声を優先して収音したりする収音範囲制限機能とマイク自動ミュート機能、スピーカー音量自動調整機能がある「SoundCap」が大変魅力的に思われました。この点は、当社がスピーカーフォンの選定を検討するに至った問題点を解決するのに大いに役立ち、選定の大きな決め手になりました。
また、人数が増えたり、部屋が広い、会議机が大きいといった理由で機器を増設することも考えられます。YVC-330の高い拡張性も、長く使い続けられるという点で高く評価したポイントです。
YVC-330導入後に実施した会議や商談では、優れた収音性から雑音に邪魔されることも少なく、実際に膝を突き合わせて意見を交わしあうような臨場感を実現することができました。これまで使用していた他社製品との違いをすぐに実感しました。また、Audio IN/OUT、USB、Bluetoothのいずれも接続可能で、さらに同時使用もできるので、スマートフォンやタブレットなどのモバイルと接続してよりフレキシブルに使用できそうだと感じました。
また、持ち運びに関しても、ちょっと軽めなノートPC程度の重さなので会議室間の移動や外部会議室での使用の際も特に気になる感じは受けませんでした。
オンライン会議が一般的になりつつある昨今ですが、オフィスにおけるサウンド機器は多種多様に販売されています。その中でも、ヤマハ製品は他社の追随を許さないほどの多機能さや利便性を兼ね備えていながらも操作性は複雑ではなく、会議に集中できる環境を提供できる点でも、大いに満足しています。
(2022年03月17日 掲載)
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