社是『人に喜ばれてこそ会社は発展する』を原点に、2022年に創業75周年を迎えた株式会社グリーンハウス。東京本社のほか、札幌・仙台・名古屋・浜松・大阪など全国に拠点を置き、全国2,500超の企業などの社員食堂運営やレストラン経営など、食と健康とホスピタリティに関する事業を展開しています。
経営会議や外部講師を招いて開催する社内セミナー、研修など、大規模な会議や社内イベントの開催にともない拠点間で発生する移動の負荷や時間、出張コストなどを削減するため、本社と拠点(海外含む)をつないで実施するWeb会議を導入することに。本社は集合形式でリアル参加し、拠点からは出張することなくリモート参加する、いわゆる“ハイブリッド会議”の実現に向けて、2019年以降、Web会議ツールやマイクスピーカーなど必要なソフトウェア/ハードウェアの選定と環境整備を進めました。
2019年4月以降、複数のWeb会議ツールについて音声品質などを評価すべくデモを実施するなか、ひときわ目をひいたがヤマハのマイクスピーカーシステムYVC-1000でした。そこで体験した音声品質のクオリティやセッティングを含む操作の容易性、工事不要で導入でき可搬性にもすぐれていることなどを評価し、2019年11月、Web会議ツールとあわせ、大規模会議用にYVC-1000と小規模会議用にYVC-300の導入が決まりました。機器の貸し出しなど管理は人事総務部が担当し、約20社のグループ会社も含む各拠点におけるさまざまな主体・規模の会議で利用されています。
当初は東京本社のみで3台(YVC-1000×1台・YVC-300各2台)の導入でしたが、YVCシリーズの高い音声品質を体験した各拠点にて、YVCシリーズの追加導入・他社製品からのリプレイスが進み、その後グループ全体でYVC-1000×8台・YVC-300×6台まで導入が拡大しています。
2020年春以降のコロナ禍では、ハイブリッド開催の会議・イベントにおける新たな課題が顕在化します。飛沫防止のパーテーションを各所に配置した結果、YVC-1000の標準マイクで参加者全員の声を拾い、拠点側にクリアな音声を届けることが難しくなり、また東京本社においても、参加者同士のディスタンスを確保するために、会議室の仕切り壁を取り払ってスペースを拡張した結果、参加者の音声を隅々まで届けることが難しくなりました。これらの課題解決に向けて自ら情報収集を進めつつ、ヤマハの営業担当に相談した結果、YVC-1000の高い拡張性を生かしミキサーを介してハンドマイクを外部接続して収音力を強化し、さらに高出力のPAシステムを外部接続して音量を確保するプランをご提案いただきました。
ヤマハから実機を借りて検証を行ったところ、良好な結果が得られ、2021年12月、ミキシングコンソール「MG12XU」とワイヤレスマイクセット「XD-V35」に加え、PAシステム「STAGEPAS 400BT」を追加導入することにしました。これによって、100名超収容可能なスペースでのハイブリッド会議にも対応可能な環境が実現しました。
ハンドマイクを外部接続することで細かなニュアンスまで伝えることが可能に
ハンドマイクを追加導入した目的は、広い会場の参加者の声を漏れなくクリアに収音することだけではありません。四半期ごとの経営会議では社長から方針発表がありますが、そこに込められた想いを伝えるために、音声の細かなニュアンスまで届ける必要があると考えました。
もともとYVC-1000は40名規模のWeb会議にも対応するスペックを誇りますが、今回のようにミキサーやPAシステムを外部接続することで、さらに大規模なWeb会議やイベントにも対応できました。これだけ幅広く柔軟に対応できるようになったのは、まさにYVC-1000の高い拡張性によるものだと思います。
東京本社の会議室と拠点会議室や従業員自宅などをつないだハイブリッド会議にて
(2022年03月24日 掲載)
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