日立IP-PBX「CX-01」は、音声・ビジュアル・モバイルを融合した先進的ソリューションです。同社はこのCX-01と連携する内線電話機としてPJP-50Rを設置し、多人数による電話会議を簡単に行える環境を構築しました。連携にあたっては、接続検証により専用のファームウェアを開発。その上で、グループ会社を含めて約800台のPJP-50Rを導入しました。
CX-01では、アナログ電話の専用線が必要なく、PJP-50RをLAN接続するだけで内線電話の感覚ですぐに多人数の遠隔会議が始められます。社内ユーザーからは、以前の外国製品と比べ音声品質が格段に優れていると評価されており、「集音範囲が広く、声が拡散しやすいオープンスペースでも問題なく使える」「有線LAN接続なので音切れもなく安定している」と好評を博しています。
2010年に始まった同社のPJP-50Rによる音声会議システムは、現在でも円滑に運用されています。「以前と比べて、誰が話しているか声だけで分かるようになった」「以前の外国製品で頻発していたLANポート部分の故障がなくなった」と高く評価されています。IP-PBXの導入が進み、従来の電話がIP化されるなかで、IP電話会議システムの需要もますます高まっています。
PJP-50Rは、ヤマハの音響技術を結集したIP音声会議システム。
CX-01との連携で、音声会議をより身近で便利なものに変えました。
株式会社日立製作所 サービスプラットフォーム事業本部 IoT・クラウドサービス事業部 IoTシステム第2本部
ネットワークシステム第2部 担当部長 荻野啓様
日立IP-PBX「CX-01」は、進化するネットワーク技術や最新のサービスを取り込んだコミュニケーションシステム基盤です。音声、ビジュアル、モバイルを融合させ、簡単・便利な使い勝手と様々なコスト削減を実現しています。このCX-01と連携する音声会議システムを検討しましたが、ヤマハのPJP-50Rの集音効率の良さと音声品質の素晴らしさに驚きました。さすがヤマハの音響技術を結集した製品だと感じました。
株式会社日立製作所 サービスプラットフォーム事業本部 IoT・クラウドサービス事業部 IoTシステム第2本部
ネットワークシステム第2部 主任技師 北村進様
当初は、CX-01と連携する音声会議システムとして、外国製品を使っていました。その頃は会議室への常設ではなくてLANケーブルの抜き差しが多く、LANポート部分の故障が多発して修理もたいへんでした。その点、ヤマハのPJP-50Rは信頼性が高く、修理・保守なども迅速に対応してくれました。音声品質が格段に優れていることに加え、国内メーカーならではのファームウェア開発に対する柔軟性も、高く評価しています。
CX-01は、従来回線・IPのいずれでも最適なシステムの構築が可能であり、内線電話の他に音声会議システム、スマートフォン、ビデオ会議システムなど多彩なデバイスと接続することで、極めて簡単・便利なコミュニケーションを実現することができます。
今回のCX-01とPJP-50Rの連携に際しては、接続検証の結果を受けて専用のファームウェアを共同開発。
内線番号を設定したPJP-50Rを会議室に常設し、CX-01の多地点接続機能によって、遠隔との多人数の音声会議を可能にしています。
(2016年5月9日 掲載)
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