以前は他社のTV会議専用システムと多機能なスピーカーフォンを利用していましたが、サポート終了に伴い、PCに接続してシンプルに利用できるYVC-300とCS-700AVを遠隔会議設備として全拠点に配備しました。
ハイブリッドワーク浸透に合わせ、順次ビデオ会議設備対応のミーティングスペースを増やしています。新型コロナ禍以前のビデオ会議設備は、拠点間を繋ぎ、会議室にはたくさんの参加者がいる状態でしたが、ハイブリッドワーク環境下では会議室に1~2名しか参加者がいないことも多く、会議室全体を広く映している映像では雰囲気が伝わりにくい場面も増えてきたと感じていました。今回、CS-800には自動ズーム機能が搭載されていることもあり、CS-700AVの次の世代の会議設備として導入しました。
持ち出しスピーカーフォンから、据え置き型のビデオバーまで一貫した使用感であることが、さまざまな状況に適応しながら働くハイブリッドワークの環境では重要だと考えます。USBを繋げば使える安心感、必要最低限のボタンが直感的に使える、ある程度ラフな配置でも声をしっかり拾ってくれるといった要素を、広いラインナップで実現しており、且つ、入手・修理が容易であることを選定の条件にしています。ヤマハ音環境サイトの音声コミュニケーション機器一覧には、利用シーンもわかりやすく整理されており、必要なタイミングで・必要な場所に・必要な機器を配置することができています。
導入前から期待していた自動ズーム機能に加え、USBケーブル一本でディスプレイとも接続できる点が新鮮で、ディスプレイのON/OFFなども自動で行われるため、利用者の動きに合わせて自然に使える設計だと思いました。
また、従来機のCS-700AVでは、少し低音が強い傾向に感じていたのですが、CS-800はとても聞き取りやすい音になったと感じています。筐体も小さくなり、ツヤのあるパーツなどもなくなり、良い意味で目立たなくなりました。人に合わせた動作と、自然な音質、本体デザインにより、会議そのものに集中できるようになったと思います。
特徴的なリモコンもミュートボタンとして簡単に使えて、ボタン電池のため、リモコンにありがちな乾電池の液漏れも怖くありません。会議室やオープンスペースに設置する場合、紛失する可能性が出てくるため、その点は善し悪しがあるかなと考えます。
(2024年01月09日 掲載)
ご相談・お問い合わせ