コニカミノルタジャパン株式会社

コニカミノルタジャパン株式会社

導入概要

導入機種
VSP-2/5台、VSP-SP2/5台、YVC-1000/1台、YVC-330/3台、CS-700AV/1台、YVC-200/2台
導入時期
2020年4月
基本構成
VSP-2+VSP-SP2/5セットを導入し、半個室型の会議室・Web会議用ブースのパーテーション上部と、業務スペースの天井にスピーカーを設置。アンプは業務スペース内の棚にまとめ集中管理。このほかYVC-1000、YVC-330、YVC-200を導入し、業務スペースや会議室などで利用、CS-700AVは会議室のモニター下に常設。

業務スペースにマスキング音を流すことで
コミュニケーション活性化&集中力向上などの効果を確認

コニカミノルタジャパンの考える次世代サービス拠点の最新提案としてe-base3を開設

  • e-base1(2018年)、e-base2(2019年)に続き、新宿にe-base3を開設 *
  • VSP-2による音漏れ対策で“センターミーティングスペース”のフロアレイアウトを実現

従業員の働き方改革やニューノーマル対応を目指し、フィールドサービスエンジニアや営業担当が利用する全国105箇所のサービス拠点の新しい形を模索するコニカミノルタジャパン株式会社。2018年9月のe-base1(港区新橋)、2019年5月のe-base2(千代田区神田)の経験とそこでの評価を踏まえ、2020年4月にe-base3を新宿に開設しました。6~4名規模の会議室(2部屋)とWeb会議専用の個室ブース(2部屋)をまとめてセンターに配置。その周囲をぐるりとフリーアドレスの業務スペースが取り囲む“センターミーティングスペース”のレイアウトが特徴的です。会議室は音漏れによる情報漏洩を考え、壁に寄せて配置するのが一般的ですが、e-base3ではVSP-2で会議室から漏れる音声を聞き取りにくくすることで、会議室を業務スペースが360度ぐるりと取り囲むフロアレイアウトを実現しています。

* e-base:「engineer-base」「ecology」「economy」「employee-satisfaction」という4つの視点から、カスタマーエンジニアの働き方改革を具現化する拠点

フロア中央に会議室と個室ブースを配置

フロア中央に会議室と個室ブースを配置

情報漏洩対策以外の目的で、業務スペースにVSP-2のマスキング音を常時流すことに

  • 情報漏洩対策として会議室&Web会議用ブース上部にVSP-2(スピーカー)を設置
  • コミュニケーション活性化&集中力向上に向け、業務スペース天井にVSP-2(スピーカー)を設置

e-base3にはVSP-2+VSP-SP2が全部で5セット導入されています。このうち3セット分のスピーカーは前述の通り、センターに配置された会議室と個室ブースのパーテーション上部に上向きで設置され、会議室での会話内容がオープンスペースに漏れて聞こえるのを防ぐのが目的です。これに対し入り口からフロア奥にかけて、オープンスペースの天井に下向きで設置された残りの2セット分のスピーカーの目的は、情報漏洩対策ではなくオフィス内のコミュニケーション活性化にあります。ある研究論文※によれば、マスキング音の効果として、会話内容を第三者が聞き取りにくくすることで、業務集中力や居心地の良さを高める効果もあることが明らかになっています。e-base3では、入り口付近のお客様との商談スペースには心地よい鳥のさえずりなどを含む音(音色①:森の音)を、中程のミーティングスペースにはにぎやかなカフェ内のような音(音色③:都会の雑踏の音)を、奥のリラックススペースには川のせせらぎの音(音色②)を、と3つのスペースそれぞれに異なるマスキング音を流し、コミュニケーションの活性化を目指しています。
※引用文献:新田晃久、平成25年度、修士論文(東京工業大学大学院 総合理工学研究科 人間環境システム専攻 清水研究室)

スピーカーは会議室の欄間上に設置

スピーカーは会議室の欄間上に設置

天井からのマスキング音で“周囲が気にならない”環境に

天井からのマスキング音で“周囲が気にならない”環境に

マスキング音によるコミュニケーション活性化や集中力向上の効果を確認

  • VSP-2のマスキング音で他拠点に比べ会話が活発に、集中力向上にも効果
  • VSP-2の複合的な効果を体験できるショーケースとしてe-base3をお客様に公開中

入り口からe-base3に入った途端、VSP-2のマスキング音が耳に入ってきますが、少し混み合ったカフェにいるような印象で、会話を妨げるほどではありません。オフィス空間がシーンと静まりかえっている状態では、声をひそめて会話したり、声をかけるのを遠慮したり、どうしてもコミュニケーション不足になりがちで、特にチャットツールが普及して以降は、すぐ近くの席の人ともチャットで会話してオフィス内は静寂…というケースも多く見かけますが、e-base3ではマスキング音で少しざわざわしている分、周囲を気にせず声を出すことができます。実際同社によれば、VSP-2を導入したe-base3はほかの拠点に比べ、社員同士の会話が活発だと言います。また、電話対応の声や他の人の会話内容が耳に入りにくくなるため、集中力が高まり業務効率が上がると評価する声が出ています。同社では、情報漏洩対策とコミュニケーション活性化というVSP-2の複合的な効果を体験できるショーケースとしてe-base3をお客様に広く公開しています。

お客様の声

コニカミノルタジャパン株式会社

左)コニカミノルタジャパン株式会社 ソリューションサービスサポート本部
東日本フィールドサービス統括部 東京サービスセンター
東京e-base3 リーダー 門馬 宏 様

右)コニカミノルタジャパン株式会社 ソリューションサービスサポート本部
東日本フィールドサービス統括部 東京サービスセンター
ソリューションサービスチーム リーダー 柳原 利正 様

e-base2での検証を経てYVC-1000などのマイクスピーカー製品も導入

e-base3にはe-base2に続きマイクスピーカーシステムYVC-1000を導入しており、オープンスペースにて比較的大人数が参加するWeb会議で利用しています。2021年4月には、全国のサービス拠点をつないだオンラインミーティングを実施しました。今回はじめて弊社社長がここe-base3に来て、営業担当やフィールドサービスエンジニアなど1,300人以上を対象に今後の方針など重要メッセージを発信しつつ、次世代サービス拠点の提案としてe-base3をお披露目することができました。e-base3にはこのほか、YVC-330(3台)、YVC-200(2台)やカメラ一体型のCS-700AV(1台)も導入されており、半個室型の会議室やオープンスペースでの小規模なWeb会議において高品質な音声を実現しています。

ヤマハの音声コミュニケーション機器も多数導入
ヤマハの音声コミュニケーション機器も多数導入

ヤマハの音声コミュニケーション機器も多数導入

コニカミノルタジャパン様におけるVSP-2、YVC-1000/330/200、CS-700AVの活用方法

  • VSP-2:会議室およびWeb会議用ブースのパーテーション上部にスピーカーを設置。天井に向けてマスキング音を流すことで、情報漏洩を防止。加えて、業務スペースの天井部にもスピーカーを下向きに設置。マスキング音を常時流すことで、コミュニケーション活性化・集中力向上を目指している。
  • YVC-1000、YVC-330、YVC-200、CS-700AV:YVC-1000は業務スペースで大規模なオンラインミーティング実施の際に利用。YVC-330、200は業務スペース内で実施の小規模Web会議にて利用。CS-700AVは6人掛け会議室のモニター下に固定設置しWeb会議で利用。
コニカミノルタジャパン様におけるVSP-2、YVC-1000/330/200、CS-700AVの活用方法

コニカミノルタジャパンでは、お客様企業における理想の「はたらく」をデザインし、実現するためのノウハウやソリューションをご提供しています。
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コニカミノルタジャパン株式会社様の概要

所在地
東京都港区芝浦1-1-1 浜松町ビルディング
設立
1947年10月
代表者
大須賀 健
資本金
3億9,710万円
従業員数
3,341名(2021年4月現在)
Webサイト

(2021年11月30日 掲載)


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