業務効率化・最適化により創造的な“自分じかん”を生み出し、会社と社員の両方にとって“いいじかん”を実現する「いいじかん設計」コンセプトのもと、自社の“働き方改革”を進めるコニカミノルタジャパン株式会社。その実践の舞台となるのが、様々な既成概念を取り払いゼロベースで作り上げた次世代型サービス拠点です。2018年9月の第1号(港区新橋)に続き、2019年5月には千代田区神田に第2号となるオフィスを開設。個別のデスクを廃止しフリーアドレス化された明るくオシャレなオフィス空間を、サービススタッフ(社員)40~50名が利用しています。同社は、新橋オフィスにおける様々な試みから見えてきた課題について改善・改良を加えつつ、高評価を得たものは神田オフィスに於いても採用しました。そのひとつがヤマハのスピーチプライバシーシステムです。
同社にとってスピーチプライバシーシステムは、限られたフロア面積の中で自由で活発なコミュニケーションを実現するために欠かせないものです。顧客訪問がメインのサポート業務では拠点を都心の便利な場所に置くのが理想ですが、当然賃料も割高になるため、業務スペースはもちろん会議室や応接室などの必須機能をコンパクトにする必要がでてきます。今回の神田オフィスも、受付スペースと応接室、応接室と会議室を隔てるのは仕切り壁(パネル)1枚だけで、機密性の高い会話が隣接するスペースに漏れて聞こえてしまうという懸念がありました。そこで神田オフィスでは、受付スペースと応接室にスピーチプライバシーシステム「VSP-2」を2セット導入。これを常時稼働することで、応接室における顧客や取引先との会話や、会議室にて定期的に開催される幹部会議の内容をマスキング処理し、情報漏えい対策としています。
同社では、フリーアドレス化を推進したり、スピーチプライバシーシステムやOffice 365などのITツールを自ら積極活用していくことで、「いいじかん設計」コンセプトの実現に役立つ製品・サービスを厳選。それを組み合わせることで顧客に向けて様々なソリューションを提案しています。その意味で、新橋および神田のオフィスは、「いいじかん設計」を実現するソリューションのショーケースという役割も担っています。実際、神田オフィスでは、商談などでオフィスを訪れる顧客や取引先に向けて、あえて目につきやすい場所にVSP-2のコントロールユニットを設置。製品概要を紹介するPOP作成して添えたり、マスキング音に気付いた来訪者に都度その機能や特長を説明したり、同様の課題を抱える企業へのアピールに余念がありません。同社は今後もこうした次世代型サービス拠点を展開し、顧客とともに「いいじかん設計」コンセプトを具現化していく計画です。
「いい時間設計」とは。
『コツコツ仕事をこなす「作業じかん」を減らすのと同時に、アイデアを生み出す「創造じかん」や休み、育み、学び、視野をひろげる「自分じかん」を増やす。働く時間を削るだけでなく、会社の社員に最適な「いいじかん」を増やすことに焦点を当てるのが「いいじかん設計」による働き方改革の考え方です。』
「いいじかん設計」はコニカミノルタジャパン株式会社の登録商標です。
コニカミノルタジャパン株式会社
左)東京支社 東京サービス統括部 東京サービスセンター
センター長:小林 正和 様
中)東京支社 東京サービス統括部 東京サービスセンター
東京第1サービスグループリーダー:北村 友和 様
右)東京支社 東京サービス統括部 東京サービスセンター
東京第2サービスグループリーダー:⼩泉 貞治 様
同様の課題をもつお客様にスピーチプライバシーシステムを提案していきたい
今回、神田オフィスでは、スピーカーとコントロールユニットが別になっている新製品VSP-2を採用しました。一体型のVSP-1に比べスピーカーが驚くほどコンパクトでより一層スタイリッシュになった印象です。小さいながらも広指向性のスピーカーはマスキング効果が高く、壁の一部を透明なガラス(遮音材を挟んだパネルよりも遮音効果が落ちる)にして開放感のある応接室を実現できました。スピーカーとコントロールユニットの配線工事もありましたが、1日かからずに設置できました。当社が重視する“自社実践”で得た成功体験を、同様の課題をもつお客様に積極的に情報発信していきたいと思います。
(2020年01月29日 掲載)
ご相談・お問い合わせ