2015年頃、海外を含めた社外との打合せ時に利用するため、PJP-20URを2台購入し、予約制の貸出機器として最初に導入しました。当時はWeb会議アプリケーションもあまり普及しておらず、週1回程度の利用頻度でした。
しかし、2020年4月以降、新型コロナ感染拡大により、全員が対面での会議開催が難しくなりました。そのため、会議室参加者とリモート参加者とのハイブリッドな形式のミーティングが増加してきました。この変化に対応するため、まず2020年5月にYVC-1000を1台導入し、さらに2020年12月には、もう1台を追加導入しています。そして、会議室の参加者が増加してきたことから、さらなる改善を目指してYVC-1000の拡張マイク「YVC-MIC1000EX」を追加で3台導入しました。
しかし、ハイブリッド会議においては、会議室に集まっているメンバー同士での場の盛り上がりや、会議室全体の雰囲気や温度感がリモート参加者には分かりにくいという課題がありました。PCについているカメラでは個々の参加者の表情は見えるものの、会議室全体の雰囲気を伝えることが難しい状況でした。そのため、YVC-1000の優れた音質と使い勝手に加え、発言者の自動フォーカス機能を搭載したCS-800を導入することにしました。
近年の会議では、ハイブリッド型のWeb会議が主流となっており、セキュリティと利便性の両面を重視して、以下の条件で製品を選定しました。
特に重視した点は、さまざまなメンバーが会議室を利用する際に、接続が簡単でわかりやすく、リモコンも感覚で操作できる利便性です。また、最初は重要視していませんでしたが、製品が置き設置も可能であることから、他の会議室やオープンスペースでも利用できる「持ち運び可能な利点」も考慮して導入しています。これにより、製品の利用範囲が広がりました。
新型コロナが2023年5月から5類に引き下げになったこともあり、今まで以上にハイブリット型のWeb会議の実施が増えてきています。CS-800を導入したことで機器の簡単な接続と使い勝手より、ミーテイングの開始が迅速に行えるようになりました。
さらに、全体表示とフォーカスの切り替え機能により、参加者が円滑にコミュニケーションできる環境が整いました。会議室の雰囲気や参加者の反応を、リモート参加者にも伝えることができるため、リモート側の発言も以前より増え、コミュニケーションの質が向上できていると感じています。
加えて、持ち運び可能であることから、部門方針展開の集合イベントの際には全員の雰囲気は投影できないものの、メインであるプレゼン登壇者の熱量をリモート参加の方々へ伝わるように利用できたことも良かったと感じています。
直近でのCS-800の導入後の効果・成果はもちろんのこと、ヤマハのマイクスピーカー導入による、Web会議の生産性を全体的に底上げができていると実感しています。
(2023年10月20日 掲載)
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