もともと、他社製ビデオ会議を使用していました。建屋の設計上、旧態依然の大きな部屋があるのですが、そこに入室する人数を制限する前提のもとでは、ソーシャルディスタンスを保つのに最適な部屋となっています。
しかし広い空間のため、オンライン会議をする際に全員の声を拾えない・マイクから遠い人の音声が途切れるなどの問題を抱えていました。他社製ビデオ会議もハイエンドな製品であり、これ以上を望むのであれば、音響機器のメーカーでもあるヤマハのハイエンド製品ではどうかと考えたのが検討のきっかけでした。
他社メーカーではワイヤレスによる2台連携などの製品がありますが、広々とした部屋では事足りません。他社製ビデオ会議も拡張マイクは最大で2台であり、マイクのケーブルも1.5m程度とあまり余裕はありませんでした。
ヤマハは音響メーカーでもあり、このあたりの悩みにもアドバンテージがあると期待しました。実際にYVC-1000はマイクケーブルが長く、またデイジーチェーンによる複数設置など、自由度が高いところが魅力でした。
拡張マイクを複数台つなげることが特長となっている製品なので、単体で見たときの「遠隔会議の総合システム」という点では他社製品が優れている部分も感じています。ただし拡張台数の上限は業界最高峰であるため、拡張マイクを導入した上で効果と再検証を今後も行っていきたいと考えています。
(2022年01月27日 掲載)
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