利用頻度を改善するために、会議システムを更改。
ソフトクリームを日本に初めて紹介した日世様は、コーンカップやフリーザーなどの関連資材を含めたソフトクリーム総合メーカーです。国内シェアはNo.1。直営店の運営や、大手乳業メーカーや流通各社へのOEM提供も行っています。同社は海外を含む26拠点で本店・支店・営業所・工場を展開しているため、早くから遠隔会議システムの導入を検討していました。そして2005年4月に他社製のビデオ会議システムを国内17拠点へ導入し、一定の成果を得ることができました。しかし初期設定や音声調整が煩雑だったため、現場での利用実績は停滞。またサーバーの社内設置が必要だったこと、音声品質に課題があったことなどから、システムの全面更改を検討しました。その結果、2009年6月にWeb会議システム「LiveOn」とヤマハの「PJPシリーズ」を、26拠点へ導入しました。
優れた操作性と集音力、コスト面に優位性。
同社では会議システムの全面更改にあたり、複数の製品を比較検討しました。LiveOnが選定された理由は、地域防災システムなどの公的機関の導入実績があり信頼性が高いこと、煩雑な設定・調整が不要で操作が簡単であること、回線状態が不安定な海外拠点でも十分に対応できること、などでした。またマイクスピーカーとしてPJPシリーズが選定されたのは、マイクとスピーカーが一体で設置が簡単であること、集音能力が高いこと、小規模拠点でも導入しやすい手頃な価格だったこと、などでした。そして2014年7月には本社会議室で使われていたPJP-50USBをYVC-1000に刷新。マイクとスピーカーが分離されたYVC-1000により、参加人数にとらわれない高い集音力と、映像と音声が一体となった臨場感あふれるクリアな音声での会議が可能となりました。
優れた操作性でWeb会議の開催回数が約7倍に増加。
LiveOnとPJP/YVC-1000への更改により、Web会議の運用コストが削減されるとともに、同社のWeb会議利用実績は飛躍的に向上しました。更改前年の2008年度が49回だったのに対し、2013年度は364回のWeb会議が開催されました。その結果、出張経費や時間が削減されたばかりではなく、業務生産性も大きく向上しました。利用頻度が高まった最大の理由は、LiveOnとPJP/YVC-1000の簡単な操作性にあります。いつでも、誰でも、気軽に参加でき、また部門を横断する会議も日程調整が容易になりました。現場から多くのメンバーが参加することで情報共有の度合いが深まり、意思決定のスピードアップにも貢献しています。同社では今後もYVC-1000などを拡充することで、より高品質で臨場感のある会議のあり方を追求していく予定です。
もっと早くヤマハのマイクスピーカーに出会いたかったと思います。
日世株式会社 情報システム部 次長 坪倉卓二様
LiveOnとヤマハのマイクスピーカーに満足しています。システム更改の目的はすべて達成できました。実はPJPシリーズを導入する前年、10人を超える会議での集音力を高めるために、スタンドマイク5台とミキサーセットを高額で購入していました。ところがPJP-50USBが1台あれば、ほぼ同等の能力があることがわかり、それらは廃棄することになりました。もう1年早くPJPと出会っていたら、と後で悔しい思いをしたことを思い出します。
こんなに簡単に会議のセッティングができることに驚きました。
日世株式会社 情報システム部 運用管理課 課長補佐 道慶(どうけい)晋次様
LiveOnとPJPシリーズが導入される以前は、1ユーザーとして会議システムを利用する立場だったのですが、とにかくセッティングが大変でした。システム更改の後で感じたのは「なんだ、こんなに簡単にできるんだ」ということです。音声も非常にクリアで、以前はハウリングなども発生していたのですが、すべて解決しました。ヤマハのマイクスピーカーを高く評価しています。
Web会議の活用状況が一変、とても大きな成果でした。
日世株式会社 情報システム部 運用管理課 大坪一博様
以前のビデオ会議システムには大きな期待を抱いて導入したのですが、残念ながら現場へは浸透しませんでした。それがLiveOnとPJPシリーズに代わったとたんに、現場間で日常的な打ち合わせ会議が頻繁に行われるようになりました。大きな成果だと思います。今後はWeb会議システムの品質をより高め、社員全員へのライセンス配布を検討するなど、さらに有効な活用方法を追求していきたいと考えています。
ヤマハの音声品質には、絶対的な信頼がありました。
ジャパンメディアシステム株式会社 大阪営業所 係長 吉川秀一様
システム更改当時、日世様はすでに遠隔会議システムを導入されていましたので、求められる要件も明快でした。まず設定に手間がかからないこと、そして画像や音声の品質を良くすること、の2点でした。ヤマハのPJPシリーズの音声品質には絶対的な信頼があったので、迷わずLineOnとの連携を提案したのです。今後、Web会議は電話に変わる必須ツールになると思います。新しい用途開発などをこれからも進めていきます。
・海外を含む26拠点を結び、活発なWeb会議が行われています。
・会議の参加人数により、YVC-1000とPJPシリーズを使い分け、「LiveOn」との連携で円滑な遠隔会議が開催されています。
(2014年10月28日 掲載)
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