弊社は東京と福岡の2拠点でアニメーション制作を行なっております。コロナ禍以前より拠点間や在宅スタッフとのWebミーティングを頻繁に実施しており、他社製品と比較してもコスト面で優れていることから、Web会議デバイスとしてYVC-300などのヤマハ製品を主に利用しています。
YVC-300は会議参加者が増えるケースでも機器同士の連結によって対応可能な点が好評でしたが、制作中の映像確認作業や一般的なWebミーティングなどの会議室の利用用途によって、会議室のレイアウトが大きく変更することが多々あり、利用者による配線ミスなどによる機材トラブルも定期的に発生していました。
人員増加や業務拡大により社内会議室の増設が必要となり、カメラ・スピーカー・マイク一体型のCS-800を中心に新しいWeb会議デバイスの導入を検討していました。
コロナ禍以前からYVC-300やYVC-200などのマイクスピーカーを利用していましたので、ヤマハ製品の音質やマイク性能には十分な信頼がありました。今回のCS-800についてはヤマハ公式HPで提供している無料貸出サービスを利用して、1週間のテストを実施したところ、普段利用している他社Webカメラと比較しても非常に高画質であることに感銘を受けました。
Web会議の需要も増えてきている状況で、マイク性能の向上だけではなくWebカメラの性能面でも向上が必要と考え、オールインワンタイプのCS-800の導入を決定しました。
また、CS-800にオープンスペースでのWeb会議向け機能も多く見受けられましたので、今後の社内拡張の際にオープンスペースでの転用などの将来的な可能性も評価しています。
ヤマハのネットワーク製品(RTX1200・NVR500)も利用しており、NW機器や音響機器含めてヤマハ製品で、コロナ禍を乗り切れたと言っても過言ではありません。
以前までYVC-300を利用していた会議室にCS-800を設置したところ、会議室の利用頻度が以前よりも増え、社内の利用者からもWeb会議での会話がしやすくなったと好感触でした。
マイクではなく会議室に設置しているモニターに向かって発話するユーザが多いのですが、CS-800を会議室のモニター付近に設置する運用となったことで、会議参加者の音声をより鮮明に拾えるようになった点が非常によかったです。
会議室モニター付近の配置としていますが、カメラやマイク性能の向上により会議室のレイアウト変更などにも十分に対応できており、配線トラブルなども減り助かっています。
(2023年11月16日 掲載)
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