100名を超える研修会を、現地参加とZoomによるオンライン参加のハイブリッド型の体制で開催することになったのが、導入を検討したきっかけです。大学ではなく、鈴鹿市役所という講義用設備のない環境で行うため、現地とZoomによる参加者にどのように映像と音声を届けるかが課題であり、さまざまな機器を調べたところ、スピーカーフォンに行き着きました。また、この研修には文部科学省の教科調査官による講演も用意されていたため、信頼性の高い機器を選定する必要があり、条件に合致する機器としてヤマハのスピーカーフォンが候補に挙がっていたという背景もあります。これらの検討過程でヤマハが無料貸出しを行っていることが分かったため、まずは無料貸し出しを申し込みました。
今回のスピーカーフォンの選定には、何よりヤマハというブランドの持つ高い信頼性が寄与しました。
文部科学省の教科調査官を迎え、地元の公立学校教員と全国のオンライン参加による教員を結び、映像と音声の双方向通信を実施できる機器という選定条件の下、ヤマハの機器は要求を十分に満たすものでした。主に使用したYVC-1000は外部接続が多様で、拡張性の高い機種です。さらに、有線のマイクが2本接続できることから司会・会場質問者それぞれにマイクを用意でき、今回のような会場参加型の研修会にも適した製品だと感じました。
事前にYVC-1000の機能を試す機会があり、研修会の運営に大きく役立ちました。この実績(小中学校外国語教育研修会)により、三重県の教員向けに行う「ミドルリーダー研修会(1/22開催)」に、この機器を使用することが決まり、YVC-1000を2台追加購入しました。この購入経費は、令和3年度三重県高等教育機関若者定着促進事業費補助金によるもので、補助金の申請段階でヤマハスピーカーフォンYVC-1000の2台を予算計上し、採択されたものです。現在は3台を保有しており、今後、鈴鹿大学が行う各種事業やオンライン授業にも効果的に活用していく予定です。
研修会に参加した他大学の教員や公立学校教諭、鈴鹿市の職員等が、研修会におけるヤマハスピーカーフォンYVC-1000の活用を目にしており、いまだ新型コロナウイルス感染症の影響により遠隔授業が求められる状況において、これらの課題を解決する機器として注目を集めていたことも付け加えておきます。
(2022年03月29日 掲載)
ご相談・お問い合わせ