タカラベルモント株式会社(以下タカラベルモント)では、重要な案件について検討・決裁するため役員会議(稟議審査会)を月に2〜3回の頻度で開催しています。同社の役員は大阪本社と東京本社の双方におり、出張による時間やコストを削減するため、ビデオ会議システムをそれぞれの役員会議室に導入し利用してきました。ところが、2016年3月にビデオ会議システムを刷新(ソニー製ビデオ会議システムにリプレイス)したところ、「ノイズが多くて発言者の声(特に語尾)が聞き取りにくい」「ボリュームを上げると音が割れてしまう」など音声の不満が寄せられる事態に。参加者の声が小さいという事情はあるものの、ノートPCの画面で声が遮られている?会議室が広くて声を吸収してしまう?ネットワークの帯域が不足?など様々な原因を考え、機器の設定やマイク配置を変えたり、ネットワークを変更したり色々と試みたものの思うように改善できず、最後に試したのがヤマハのスピーカーフォンYVC-1000でした。
YVC-1000のデモ機を東京・大阪双方のビデオ会議システムに接続して利用してみたところ、音声品質が劇的に改善され、常に相手の音声がクリアに聞こえるようになりました。今回のようなケースでは、ビデオ会議システムとスピーカーフォンのエコーキャンセラーやノイズリダクション機能が同時に働くことで音声に乱れが発生することがありますが、2017年5月のファームウェア・アップデートでソニー製ビデオ会議システムに対応していたYVC-1000では、ビデオ会議システム側の機能を自動的にカットすることで、YVC-1000本来のクリアな音声を実現することができました。
タカラベルモントでは、年末恒例となる仕事納めの全社催事でもビデオ会議システムを活用しています。東京と大阪の社屋内スペース(ホール)にビデオ会議システムを運び込み、お互いに会場の様子を映し出してイベントの盛り上げに一役買っていますが、今回YVC-1000を追加したことにより、広いスペースでもクリアな音声と圧倒的な大音量が可能になりました。また同社は以前より海外での事業展開を進めていますが、こうした海外拠点の社員とも、大画面とクリアな音声で、距離を感じさせることなく臨場感あふれる会議を実現するこのようなシステムに対する期待が高まっています。
音声の課題を一気に解決。クリアな音声でスムーズな会議進行を実現。
音声の改善については、ビデオ会議システムの設定を変えたり、ネットワーク回線を強化したり、様々トライしてみましたが思ったような効果が得られませんでした。最後にベンダーから「これを使ってみてダメだったら(改善は)無理かも…」と言われて試したのがヤマハのスピーカーフォンYVC-1000でした。正直、ここまで色々やってみて効果があまりなかったので半信半疑だったのですが、デモ機を借りて東京と大阪の会議システムにつなぎトライアルしてみたところ、音声がみちがえるように改善されて驚きました。正式導入後は稟議審査会の進行もスムーズになり大変感謝しています。YVC-1000については、直近のファームウェア・アップデートによりソニー製ビデオ会議システムに最適化されているとのことで、改めて今回の劇的効果についても納得した次第です。
(2018年03月05日 掲載)
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