コロナ禍も少し落ち着き、出社する回数も少しづつ増え始めたころから、会議室で会議を行う回数が当社でも増えてきました。しかし、全員が出社することはなかったので、会議室で行う会議も常にZoomやTeamsを使ったWeb会議でした。最初のころは、遠隔から参加する人数の方が多かったため問題なかったのですが、徐々に会議室で参加する人数が多くなり、個人のPCではなく会議室全体を映したり音声を集音したりできるデバイスの必要性が日に日に高まっていきました。
当初は、WebカメラとしてiPadなどを流用してみたり、安価なUSBマイクを使ってみたり試行錯誤したのですが、会議を開催するたびにセッティングしなければいけない煩雑さや、安価ゆえの集音性能や音質に対する不満などもあり、一日も早く会議室専用のデバイスをという思いが募っていきました。そんな折、いろいろな製品をネットで検索していた際に、たまたまCS-800/CS-500の紹介動画に出会い、検証機として貸出もしていただけるとの情報も入手したので早速、申し込むことにしました。
検証機としてお借りしたのはCS-500でした。最初に接続したPCがM1 MacBook Airだったからか、外部ディスプレイを利用するためにソフトウェアを導入しなければならないなど最初は戸惑ったものの、Windows ではそのようなこともなく、ケーブルを接続するだけで簡単に使えたのはとても良かったと思います。
当社はもともとヤマハ製品(ネットワークルーターとしてRTX1210、社内のアクセスポイントとしてWLX302・WLX222を使用)ユーザーであり、ヤマハ製品の機能や信頼性については全幅の信頼を置いていましたので、Web会議システムとしてCSシリーズと出会えたのも今となっては必然であったと思います。
最初にお借りした CS-500 はディスプレイの上部に置いて使ったのですが、カメラの位置的にこちらの想定より若干上であったのと、下部に取り付けるのであればCS-800の方が見栄え的に良いのではとの判断で、最終的にはCS-800を導入。結果、外部ディスプレイの下部に設置することができ、見た目もスッキリして満足しています。ケーブルをPCに接続することで、CS-800本体と、HDMI接続している外部ディスプレイの電源がオンになるところなども、地味ですが便利な機能で気に入っています。
基本的には、誰でも接続すればすぐに利用できること、細かな調整をしなくてもWeb会議ができること、会議用ソフトウェアの種類を問わないことなどがとても良いポイントだと思っています。導入前は、持ち込んだPCの性能等に起因するトラブルがつきものだったのですが、現在はカメラ・マイク・スピーカー共にCS-800のものを常に使用しているため、Web会議の品質は一定に保たれています。
当社ではSlackも利用しているため、社内会議はSlackのハドルミーティングを利用することが多いのですが、こちらも問題なく利用できています。定期的な営業会議やお客様とのWebミーティングなど、今ではなくてはならないデバイスになっています。
今後はスマートフレーミングなどの先進機能も試していく予定です。
(2023年10月03日 掲載)
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