株式会社トキワ

株式会社トキワ

導入概要

導入機種
YVC-330/3台、YVC-1000/1台、YVC-MIC1000EX/4台、PJP-50R/6台 、PJP-20UR/2台、PJP-25UR/6台
導入時期
2006年~
使用Web会議アプリケーション
Cisco Webex/Google Meet/Microsoft Teams/Zoom 等
基本構成・使用環境
小会議室、中会議室、大会議室等、会議室の規模や運用に合わせてそれぞれを使用。また、大会議室では拡張マイクを増設して運用。

ヤマハ製品導入の背景、検討の背景

弊社ではヤマハの会議デバイスを2006年の冬ごろから愛用しています。以前はルーターなどのイメージが強かったのですが、WAN環境でのIP/SIP/外線LINE会議でPJP-50Rを利用し始めたことがきっかけで、当時から「ボリュームを上げても相手からの音声にこちらの音声が跳ね返ってしまうような輻輳(ふくそう)が抑えられる」といった、音響機器メーカーならではの高い音声認識能力を高く評価していました。また、当時から持ち運びPCのUSB運用にはPJP-20URやPJP-25URを中心に利用しており、信頼して使用できる安心感から今回はYVC-330の導入となりました。

拠点間会議はもちろんのこと、国内・海外のお客様との会議に対応するため、以前は外線・テレビ会議システムも利用していましたが、現在ではさまざまなWebアプリケーションを併用しています。WebアプリケーションはノートPCとの接続でも問題なく利用できるのはもちろんですが、弊社では会議デバイスとの接続も試行しています。特にGoogle Jamboardも発売当時から各拠点で利用しており、UIは非常にシンプルであるものの、単体ではマイクの機能が十分とは言えず、在宅等のヘッドセット利用者からすると聞き取りにくいという問題が発生していました。

ヤマハ製品導入の背景、検討の背景

しかしながら、YVC-330はGoogle JamboardのUSB端子に挿すだけで、バスパワーにより電源アダプタも不要、かつOSがWindowsやMacではないGoogle Jamboardであっても、ドライバなどを一切インストールすることなく、ケーブル1本とシンプルな運用で明瞭な音声のやりとりが可能となりました。会議に大切なものはやはり”伝える音声”。こうした、PCを必要としない単純なWeb会議デバイスは今後大活躍しそうだと感じています。

ヤマハ製品をお選びいただいた理由、選定ポイント

会議用マイク・スピーカーには非常に小型・軽量のものであったり、ワイヤレスのものがあったりと、各社からさまざまな製品が出ていますが、会議室で常用的に使うものは、やはり音質とそのセッティグのシンプルさに尽きると考えています。特に音質については好き好みはあるかもしれませんが、従来製品から使い続けているなかで、その機能改善や性能向上には驚きがあります。ヤマハ製品は、高度な音響技術によるノイズリダクションやエコーキャンセラー、HVADという信号処理技術など、新製品が出るたびに音質の向上を感じています。

また、YVC-1000は拡張マイクを5台まで増設できるため、広い範囲での収音が可能となっており、自動追尾機能も搭載されていることもあって、若干の切替タイミングはあるもののスムーズに収音していることにも驚きです。この拡張マイクは個々の給電を考慮することなく、シンプルにRJ-45形状の専用ケーブルによってそれぞれの1本のケーブルで設置することができるため、デスクに並べたときの煩雑感もなく、非常にきれいに配線することが可能な点も高評価です。

ヤマハ製品をお選びいただいた理由、選定ポイント

じつは、マイクが複数増設できる、自動追尾機能がある他社の製品を一部導入したのですが、その配線の煩わしさや個々の電源の取り回しによりケーブルだらけになってしまうため、その機材は結局本体のみで利用するだけになってしまいました。その点、YVC-1000の増設端子はLANと同じ形状であるためケーブルの耐ノイズ性も強いと思われ、ケーブル・端子の細い他製品のような、単純なケーブル抜けによる問題も発生していません。LANと同様に抜け止めがあることも有用なポイントです。オンライン会議にありがちな、設置・撤収のトラブルを考慮しても、運用のシンプルさは非常に重要なファクターといえます。

導入後の効果・成果

以前よりテレビ会議、Web会議を進めておりましたが、このコロナ禍、特に緊急事態宣言発令以降は国内外の出張も抑制され在宅勤務ならびにSaaSの運用も進んだこともあり、その頻度は個々のカレンダーが埋まるほど激増しました。小規模の会議から全社タウンホールミーティングまで、そのほとんど全てがWeb会議による開催となりました。また、弊社のDX推進の一つでもある「TOKIWA KOBO」、アジャイル プロダクト デベロップメント専用の開発・生産拠点「APD Lab.」の開設など、急速な拡大が予想されるD2Cやインフルエンサーブランドへのサポートもオンサイトだけではなくオンラインでの対応も増えているため、Web会議の利用がますます進んでいます。

Web会議によって出張費や移動時間などの無駄が大幅に省かれたことも効果の一つですが、特に社内利用では経営層からのメッセージを全拠点同時に生の声が届けられるようになったこともあげられます。また、アジャイルに更新される社内システムについても、その利用方法の説明会においてWeb会議を用いており、さまざまな意見や質問に対する返答もリアルタイムで行えるなど社内から好評を得ています。こうした会議や説明会は当日参加できなかった方に対して録画データによりオンデマンドでも閲覧できるよう素材作成も並行して行われています。そこに必要となるものは、やはり音質の良さ。音声データからSpeech to Textによる字幕追加も、ノイズがあったり音声品質が良くないとうまく認識されません。高度な音響技術によるノイズリダクションやエコーキャンセラ、音声信号処理技術などが組み合わさったヤマハの機材はこれらのベースになっています。

導入後の効果・成果

新たにヤマハよりリリースされたRM-TTは、プロセッサにもよりますが、マイクを16台まで追加できたり、マイクの指向性が変更できたりするなどさらに性能が向上しており、また音質を試したところ、かなりの改善がされているように感じました。常設であれば、RM-CGという天井設置型のデバイスもリリースされたとのこと。PoE配線やVESAマウント対応など、配線や取付も考慮されており、大会議室への取付の検討をしています。

接続イメージ図

接続イメージ図

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(2022年02月28日 掲載)


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