当組合では教育事業の一環として、若手職員を育成すべく講習会を実施しています。令和2年には組合事務所を新しくして、講習会などに使用する会議室も以前より拡張しましたが、音響設備がないために、講師の声が聞こえにくい等の問題が生じ、音響設備の導入を検討していました。
そこでどのような製品があるのか探していたところ、ヤマハのウェブサイトにたどり着き、マイクスピーカーとしてだけではなく、多様な機能があるYVC-1000という製品の存在を知りました。世界で活躍するヤマハ製品であり、お試しの無料貸出サービスもあるということで導入を視野に検討しました。
会議室の音響設備には、実はもうひとつの課題がありました。当組合は、日々生活する上で最も基本的な水道というライフラインを支えるため、徳島県下をとりまとめる徳島県管工事業協同組合連合会をはじめ、四国ブロック会、全国管工事業協同組合連合会等、さまざまな団体に所属し、連携を取りながら管工事業界における問題解決や技能・技術の向上、発展に努めています。そのため、当組合では会議や研修会が頻繁に開催されているのですが、新型コロナウイルス感染症の流行により通常の開催ができなくなり、Web会議、オンライン研修がほとんどとなりました。従来は設備がなかったため、PCにスピーカーを繋いだりしながら対応しておりましたが、音声が聞こえにくかったり、複数名で参加する際は相手側に声が聞こえていなかったりという問題が起きており、会議室の音響設備と併せて、Web会議用の製品の導入も検討していたのです。講習会の問題も合わせて、1台で両方の問題が解決できるなら、導入コストも抑えることもでき、理想的だと感じました。また、YVC-1000は小型のため簡単に移動させることができ置き場所にも困らず、マイクが別になっているため、さまざまな配置が可能となることも決め手となりました。
講習会:
縦長の会議室のため、後ろの方では講師の声が聞き取りにくいという問題がありましたが、PCとワイヤレスピンマイクを接続し、その音声をYVC-1000から出すという方法で無事解決しました。はっきり聞こえるようになることで、集中力もアップしたように感じます。
会議:
毎月行われる会議では、これまでステレオICレコーダーで音声を録音していました。しかし、こもったような音声で外からの騒音も入るために内容がはっきり聞こえず、会議中にある程度メモを取り、それと照らし合わせながら議事録を作成している状況でした。今回、YVC-1000を集音マイクとして活用したところ、非常にクリアな音声で、マイクから少し離れている者の音声もきちんと録音されており、大変満足しています。不鮮明な音声とメモを頼りに、議事録を作成する苦悩から解放されました。ここまでクリアな音声であれば、議事録自動作成ツールも十分機能するのではと考えており、現在、業務効率UPを目指して導入を検討しています。ただし収音範囲として推奨されている距離より離れている話者に関しては、やはり音声が遠い感じがありましたので、YVC-MIC1000EXの追加導入も検討中です。
(2022年02月22日 掲載)
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