大分県日出町

大分県日出町

導入概要

導入機種
YVC-1000/4台、YVC-MIC1000EX/16台
導入時期
2021年3月
基本構成
議事録作成システム導入に際し、テキスト化の精度向上を目指し、ベンダー推奨のヤマハ製品(YVC-1000+YVC-MIC1000EX)を併せて導入。会議の度に会議室に搬入・設置して収音マイクとして利用。コロナ禍のWeb会議増加にともない3セットを追加導入し、県や出先機関とのWeb会議における音声品質向上を実現。

議事録作成のスピードアップ&正確性向上に加え
コロナ禍での会議におけるディスタンス確保にも貢献

議事録作成の負担軽減を目指して議事録作成ソフト導入を検討

  • 膨大な数の議事録作成に時間を要し職員の負担に
  • 議事録作成ソフトのテキスト変換精度向上にはクリアな音声が必須

庁内外とのさまざまな会議が日々おこなわれる日出町では、職員がICレコーダーで録音した会議内容を聞き直して議事録を作成していましたが、そのための作業負担が大きく本来の業務を圧迫していました。また、ICレコーダーのマイク性能もあり、録音内容が聞き取りにくく、議事録の正確性という点でも課題を抱えていました。膨大な議事録作成業務を効率化し本来あるべき住民サービス向上を目指すために、議事録作成システム導入の検討を開始した日出町。デモ環境での長期トライアルを実施するにあたり、ベンダーから強く推奨されたのがマイクスピーカーシステム YVC-1000でした。音声認識技術を搭載し録音データをテキスト変換する議事録作成ソフトですが、テキスト変換の精度(正確性)は録音状態に大きく左右されます。いかにノイズを抑えて、マイクから遠い人物の音声もクリアに記録できるか、マイクの性能がシビアに問われるためです。ベンダーではそれまでの実績から、議事録作成ソフトと組み合わせにおいてYVC-1000の優れたマイク性能を高く評価。議事録作成ソフトの収音マイクに採用することを推奨していました。

議事録作成ソフト+YVC-1000で、スピードと正確性が大幅に改善

  • 長期トライアルで複数のマイクを試した結果、音声品質に優れるYVC-1000を選定
  • 議事録作成ソフト+YVC-1000の組み合わせで議事録作成のスピードアップと精度向上を実現

長期に及ぶトライアルにて、他社製品を含め複数のマイクを試した結果、2021年3月、ベンダーが推奨する「YVC-1000」を議事録作成ソフトと組み合わせて導入することにした日出町。当時、コロナ禍対策として急速に拡大していたWeb会議(オンライン会議)ニーズに対応するため、3台を追加し、計4台の導入が決まりました。議事録作成ソフトが採用するテキスト変換技術はまだ発展途上ということもあり、一字一句間違いのないテキスト変換は難しく、必ず、変換されたテキストを人がチェックして修正するという作業が残ります。YVC-1000を収音マイクに採用することでクリアな音声が確保され、テキスト変換の精度(正確性)が向上。最終的にテキスト変換後の人による修正工数削減につながりました。議事録作成ソフト+YVC-1000の組み合わせにより、従来、翌日以降の仕上がりが通常であったのが、午前中開催された会議の議事録がその日のうちに共有されるようになりました。

議事録作成ソフト+YVC-1000で、スピードと正確性が大幅に改善

Web会議のクリアな音声品質と、コロナ禍でのディスタンス確保に貢献

  • YVC-1000がWeb会議のクリアな音声品質に貢献
  • 拡張マイクYVC-MIC1000EXによって参加者間のディスタンス確保を実現

YVC-1000導入による効果は議事録作成の効率化だけではなく、コロナ禍で急増したWeb会議の音声品質向上にも貢献しています。コロナ禍でのWeb会議では、換気のため窓やドアを全開にするケースが多く、外からの騒音が会話の邪魔をする懸念がありますが、YVC-1000の優れたマイク性能や高出力のスピーカーによって、自拠点/通話先ともにクリアな音声を実現。利用者の間でも聞き取りやすいと好評です。コロナ禍での会議という点では、YVC-1000と併せて導入したオプションの拡張マイク YVC-MIC1000EXも大いに役割を発揮しています。YVC-1000本体に最大5つの拡張マイクをデイジーチェーン接続することで、参加者同士のディスタンスを最大限に確保しつつ、全員の声をしっかり収音することができます。

Web会議のクリアな音声品質と、コロナ禍でのディスタンス確保に貢献
Web会議のクリアな音声品質と、コロナ禍でのディスタンス確保に貢献

お客様の声

議事録作成の効率化で住民サービスのレベルアップを目指す

日出町 財政課 情報化推進係 主任 上野 達雄 様

先頃国からDX推進計画の手順書が出てきて、日出町もその実現に向けて動き出したところです。最初は議会として紙の業務のムダを排除すべくペーパーレスに取り組みましたが、その後のコロナ禍でテレワークを進めるうえでもペーパーレス化は不可避です。その意味で、オンライン会議も含めてすべてはつながっていて、デジタル化による業務効率の向上という同じゴールを目指していると思います。今回、議事録作成ソフト+YVC-1000を導入することによって、膨大な数に及ぶ会議の議事録作成の負担を大幅に軽減し、スピードアップと正確性向上を図ることができました。業務効率化の成果を住民サービスのレベルアップにつなげていきたいですね。

日出町様におけるYVC-1000/YVC-MIC1000EXの活用方法

  • YVC-1000を会議の度に設置し議事録作成ソフトの収音マイクとして利用
  • 主に庁外とのWeb会議にてYVC-1000を利用
  • YVC-MIC1000EXを接続することで、参加者間のディスタンスを確保
日出町様におけるYVC-1000/YVC-MIC1000EXの活用方法

日出町様の概要

所在地
大分県日出町
町長
本田 博文
拠点
本庁舎(町役場)のほか、交流ひろば HiCaLi、保健福祉センターなど
職員数
418名(令和3年7月20日現在)
Webサイト

(2021年10月14日 掲載)


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