語学学習、スピーチイベントなどの活用で音質を重視。
聖心女子学院は聖心女子大学、札幌市、東京都内、静岡(裾野市)、兵庫(宝塚市)など全国にある7つの姉妹校が互いに協力し、さまざまな会議や公開授業・訪問授業を行うなど連携を深めています。そうした運営を続けるなか札幌聖心が2014年3月、文部科学省からスーパーグローバルハイスクールに指定されたことを受け、大学の授業や行事の一部を札幌聖心に中継し質疑応答をしたいといった遠隔システムへの要望が出てきました。そこで、大学の情報化推進プロジェクトチームがさまざまなシステムを試用し、ジャパンメディアシステム株式会社のWeb会議システムLiveOnと、その推奨マイクスピーカーであるYVC-1000に着目しました。授業や会議で重要な音声が途切れないように工夫されている点、そしてイニシャルコストとランニングコストが安価であった事が決め手となり導入しました。
Web会議とは思えない自然な音声が高評価。
YVC-1000はマイクとスピーカーが分かれているため、音がクリアで、臨場感のあるコミュニケーションができることから、Web会議システムLiveOnを使用し、姉妹校との会議やプロジェクトなどの打ち合わせ、パワーポイントの資料などを用いた学校説明会など、まずはトライアルで使用。特にスピーカーが自然な音質のため、遠隔会議であることを意識せずに打ち合わせに参加できる、Web会議のストレスを感じさせないとの評価につながっています。機能面でも、特に複雑な配線もなく、操作もわかりやすくすぐにつながるとの声が多数を占めました。また、PJP-20URはコンパクトなので持ち運びやすく、設定もしやすいので、専門知識がなくても気軽に使用できる点と、少人数の会議の時は一台で数人の声を拾ってくれて、音質も非常に良いところが評価されました。
姉妹校との遠隔コミュニケーションは新たな時代へ。
姉妹校のうち、特に東京の聖心女子大学、北海道の札幌聖心女子学院、静岡の不二聖心女子学院、兵庫の小林聖心女子学院の4校は教員も事務も連絡や交流が盛んなため、LiveOnとYVC-1000を使用した遠隔コミュニケーションが活用されれば、その経費の削減や時間のロス、教職員の業務の軽減につながります。今後は大学に要望されている出張授業を、このシステムを使って、遠隔授業として行うことも視野に入れています。留学生の日本語スピーチを高校に中継するといった語学系の授業では、音質の良さが不可欠です。また、文系では少人数でディスカッションするような授業が多いので、双方向で音質の良いこのシステムには大きな可能性を感じています。
遠隔授業への可能性を強く感じさせる音質の良さ。
聖心女子大学文学部教育学科 永野和男教授
遠隔学習について研究するなかでさまざまなシステムを使ってきましたが、映像中心に考えられたシステムが多く、音声に関しては音が途切れるなど、実用性に欠けるものがほとんどでした。授業や会議は音声が重要なため、Web会議システムLiveOnとヤマハYVC-1000の連携による遠隔コミュニケーションには、その音質の良さから、双方向の授業やセミナーといった使い方に道を開くものと考えられます。ようやく遠隔協同学習を実施できるレベルに達したものが出てきたのではないかと、その可能性を高く評価しています。
YVC-1000は、音声性能と便利な機能で、お客様から評価をしていただいています。
ジャパンメディアシステム株式会社
ビジュアルコミュニケーション部 忍竜太郎様
最近のお客様からは、通常の会議や朝礼などを行う場合に、大きな会議室において話者の声をよりクリアに他拠点に伝えたいというニーズが多くあります。そういったニーズの中、ヤマハYVC-1000は、非常に評価が高いと感じております。話者に近い位置にマイクを設置することができ、かつ、音声品質がクリアで、マイク自動追尾機能やオートゲインコントロールといった機能の多さも好評です。今後は、ハンドマイクとの接続が可能な外部マイク接続機能をご案内し、より多くのシーンでご利用いただけるよう提案していきます。
(2015年3月11日 掲載)
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