山形大学生活協同組合は、山形大学から福利厚生をメインとして、コンビニ・食堂・文具サプライ・情報機器・書籍の個人販売や研究費等での納品、公務員試験対策講座をはじめとする学び事業、新入生に対する入学準備事業を業務委託契約に基づき運営しており、山形県内4キャンパス全てに事業所があります。
もともと、経営会議や各店舗間会議、学生とのミーティングなど、人数や規模、そして距離の離れた集まりが頻繁に計画されていましたが、コロナ禍によりそれらはWeb会議ツール（ZoomやTeams）に移行し、現在ではハイブリッドでの運営が多くなっています。これらのWeb会議では会議室やメンバーが決まっていることが少なく、規模や人数、開催環境や開催者もさまざまだったため、各所で個別工夫しながらツールを活用してきました。しかしながら、その工夫がそれぞれ異なることで会議運営のレベル感、特に音響・音質レベルの浮き沈みが大きく、ストレスや円滑な運営に弊害が出るケースが多々ありました。そのため、フレキシブルで誰が運用しても一定レベルを保つことができる音響ツールを検討する時期にきたことを実感し、ヤマハ製品を導入することに決定しました。
必ずしも、静かな環境下のみで会議運営できるとは限らないため、ノイズリダクションやエコーキャンセル等は高レベルな仕様が求められます。
また、会議の規模が2～3人（小規模）から20～30人（中大規模）までと幅広いことや、対面とオンライン参加が混在する説明会も多く開催していることから、さまざまな規模や開催状況に対応できる、移動性の高いシステムを探していました。その結果、これらの要望に応えられる製品として、YVC-1000をマイク2個追加で導入しました。
会議規模の大きい方に合わせるシステムは得てして高価になりますが、本システムは状況に合わせてマイクを増やすことで経費をジャストに抑えることができました。巷には、一見すると拡張性が高い、YVC-1000より安価な製品が販売されていますが、製品品質や各種機能の高さを考慮すると、決して高価な製品ではなく、逆に安価に経費を抑えることができたと感じております。
マイクの収音能力が高いことにより、静かな会議室では小さな声も拾ってくれ、さらにオートゲインコントロールによって音量レベルが一定化されるので、会議進行がスムーズになり、参加者全員のストレスが軽減されました。初めて本システムを使用する参加者からは「この声でも拾うの？」「全てハンドマイク利用のように聞こえてくる」「音量レベルが一定化されているのでオンライン参加でも集中しやすい」「ノイズリダクション効果によって雑音が聞こえにくくなり聞き返すことが減った」という感想が多く集まっています。
また、ハンドマイク接続でのスピーカーアウト切り替えができるので、Web参加者に対してのみ確実な音声を届け、現地参加者には状況に応じて拡声するかを選択することができます。マイク個数で対応人数を変化させることができるのも、さまざまな使用用途がある弊協では、活用の場を広げてくれます。PC音声のミュートとの連動を可否設定できるという点も本体設置場所を問わない運営が可能になり幅が広がってます。
会議運営する複数の職員からは「機械が苦手な私でも接続や設定が簡単で詳しい職員がいない時でも安心に運営ができる」「物理ボタンが確実な操作感をもたらしてくれる」「運営したい規模や形式に合わせて運用できるので会議形式に合わせて複数システムを準備しなくて済み業務時間の短縮化に繋がった」という声が寄せられています。
会議参加者、運営者の双方から高い満足度が得られていることから、この製品の導入が今後の事業運営に大きな好影響をもたらしてくれることを確信しています。現在は合計マイク3個構成ですが、新型コロナウイルスの状況によって会議参加人数が増えることが予想されるので、それに合わせてマイク2個の追加導入も検討していく予定です。
（2022年02月14日 掲載）
ご相談・お問い合わせ