2019年頃、Web会議システムの導入を検討している中で、システムのデモに合わせて借りた製品がヤマハのYVC-330でした。その操作の簡単さ、音声の品質の良さからYVC-330の導入を決定しました。その後、使用するWeb会議システムは変わりましたがYVC-330の使用は継続し、Web会議の需要のある拠点向けにYVC-330やYVC-200を追加購入して使用してきました。最近では、利用用途がPCとの有線接続がほとんどであることからYVC-331も購入しています。このような経緯があり、ヤマハ製品の品質の良さは理解していたので、CS-800についても発表時からマイク・スピーカー・カメラが一体になっている点に魅力を感じ期待していました。
マイク・スピーカー・カメラが一体になっていることで、セッティングが非常に簡単になることが魅力的でした。これまではマイク・スピーカー・カメラの設置場所に悩むこともあり、ケーブルが乱雑になることもありました。CS-800を利用することで設置が安易になり、見た目も綺麗になりました。また、リモコンがリバーシブルデザインで片面は大きなミュートボタンになっており、会議中すぐにミュート操作をしたい時でも分かりやすく、とても便利です。
収音範囲が最大6mと広いことも非常に嬉しい仕様でした。病院という環境もあり、少人数での会議であっても間隔を空けて着席することが多くありますが、その場合でも問題なくWeb会議に利用できています。
実際に使用した際、音質と画質の良さが実感できました。
Web会議では音声の品質が重要だと思います。聞き取りづらい音声では、会議に集中できません。もともと、YVC-330を使用していたため十分な音質であることは想像していたのですが、期待以上の製品となっており、カメラの画質も綺麗です。
また、スマートフレーミング機能による、話している人物へのフォーカス(ズーム)は実際に使用してみるとマスクを着用していても発話者を正しく追従して、複数人の会議において活用できると感じました。複数人参加で全員がマスクを着用していると、誰が喋っているのか分からないことも多々ありますので便利だと思います。
現在はオープンスペースでの利用をしていませんが、今後必要になった際には活用していきたいと思います。一体型になったCS-800により、Web会議時の機器のセッティングに情報システム室職員が出向く必要が少なくなり、現場の職員だけで利用できることが大きなメリットとなりました。
(2023年10月05日 掲載)
ご相談・お問い合わせ