マスキング音で「集中のしやすさ」が改善

事例研究:マスキング音によってオフィスでも「集中のしやすさ」が改善されることが示唆されました。

実験のサウンドマスキング音は「ヤマハ スピーチプライバシーシステム」を使用しています

引用文献:新田晃久、平成25年度 修士論文
東京工業大学大学院 総合理工学研究科 人間環境システム専攻 清水研究室
“Web会議音の漏洩が個人執務へ与える影響 ーオフィスにおけるマスキング音の評価ー”

事例研究:マスキング音によってオフィスでも「集中のしやすさ」

理由その1:周囲から聞こえてくる会話による作業妨害が改善

音声情報をわかりにくくするマスキング効果によって、周囲から聞こえてくる会話の内容をわかりにくくします。結果、他人の会話が気になって、作業が妨害されてしまう状況を改善します。

事例研究:マスキング音によってオフィスでも「集中のしやすさ」

理由その2:「居心地の良さ」を向上

ヒトは静かすぎる環境にいると、少しの音でも気になり、居心地が悪いと感じることがあります。マスキング音によって、適度な音を付加することにより、「居心地の良さ」を向上させることができます。また、川のせせらぎ、鳥の声といった自然音が含まれるマスキング音をご使用いただくことで、自然音による癒し空間の演出も可能です。

事例研究:マスキング音によってオフィスでも「集中のしやすさ」

実験で想定したシーンおよび実験での音響条件

ヘッドホンを用いてWeb会議をしている音声が聞こえてくる執務スペースにおいてサウンドマスキングを流すことによって、人が仕事に集中できる環境を作り出す。

Site A:囲われた打ち合わせブース
Site B:オープンな打合せ席

実験で想定したシーン

実験空間の平面図(株式会社イトーキ実験オフィス)とWeb会議音漏洩経路のイメージ

実験で想定したシーン

話者:スピーカーから話声約60dB(A)を再生
SiteAからワーカーへの話声:約45dB(A)
SiteBからワーカーへの話声:約50dB(A)

マスキング音:ヤマハマスキング音
聞こえてくる話声に対し10dB(A)高い大きさを再生
SiteAからの話声に対しマスキング:約55dB(A)
SiteBからの話声に対しマスキング:約60dB(A)

暗騒音:一般的なオフィスでの暗騒音43dB(A)

音響条件項目 実験空間
残響時間(1kHz) 音源Site : A
音源Site : B
1.24s
1.27s
距離減衰 Site : A → ワーカー
Site : B → ワーカー
14.7dB
10.2dB
ワーカー位置暗騒音 43.0dB(A)
Web会議話声レベル(0.5m地点) 約60.0dB(A)
作業内容
作業内容
実験手順
実験手順
評価方法(VAS評価)
評価方法(VAS評価)
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