APAN

APAN様

技術協力:Vidyo Japan 株式会社様 / 株式会社ユビテック様

導入概要

導入機種
YVC-1000:3台、PJP-EC200:5台
導入場所
「APRICOT・APAN2015」福岡国際会議場
導入時期
2015年3月2日(月)~ 3月6日(金)
基本構成
福岡の会場と海外の各会場を結び、チュートリアルやカンファレンスセッションを開催。VidyoRoomHD100/HD40+YVC-1000を3会場に、VidyoRoomHD230+PJP-EC200を5会場に設置し、計8会場で、5日間、ビデオカンファレンスが実施されました。

Vidyo製品との連携で柔軟に対応。
音響性能の良さが、海外会場の参加者からも評価。

YVC-1000活用の背景

YVC-1000の拡張性とPJP-EC200の信頼性を重視。

  • インターネットベースで運用できる会議システムVidyo
  • Vidyo推奨のマイクスピーカーとエコーキャンセラー
  • 調整が容易で柔軟な音響対応が可能

株式会社ユビテック様は、インターネット等汎用ネットワーク上で動作し、PCやタブレット端末等の標準ハードウェア上で稼動させることで、低コストで高品質なビデオ会議ソリューションを実現するVidyo社の技術を採用したクラウド型ビデオ会議システム「CanSee」 Powered by Vidyo を提供しています。
今回Vidyo社と協業で「APRICOT・APAN2015」における遠隔セッションの会場サポートを行いました。そこで、特別な準備を必要とせずにインターネットベースで多地点を結ぶことができるビデオ会議システムVidyoを利用。音響設備の無い小さな会議室ではマイクスピーカーYVC-1000を選択。音響設備の用意された会場では会場備え付けのマイクやスピーカーを使用しながらPAの一部にエコーキャンセラー PJP-EC200 を選択。どちらもVidyo の推奨機器で、調整が容易で柔軟に音響対応ができるといった点が考慮されました。

マイクスピーカー YVC-1000

マイクスピーカー YVC-1000

エコーキャンセラー PJP-EC200

エコーキャンセラー PJP-EC200

YVC-1000活用の理由

Vidyoの良さを活かせる機器として選択。

  • Vidyoの良さを活かせるシステム構成が可能
  • 条件の異なる会場をYVC-1000/PJP-EC200でカバー
  • 外部入力が可能など、先進性にも期待

今回の「APRICOT・APAN2015」は、福岡国際会議場の8会場を使用。そのひとつひとつの会場と各国の参加者を結んでセミナーやワークショップなどが行われる大イベントで、多いカンファレンスでは、海外15拠点との国際カンファレンスが行われました。
海外からの参加者の環境は、パソコンベースの設備や専用機ベースのビデオルーム等々、各々条件が異なるため、多彩なビデオコミュニケーションを取る必要がありました。そこで、ソフトウェアをベースにどこからでも多種多様なデバイスで接続できるVidyoの良さを活かすために、汎用の設備と容易につなげられるシステムとして効果が高いYVC-1000/PJP-EC200 の活用を決めました。YVC-1000/PJP-EC200は、音響性能の良さはもちろんのこと、外部入力が可能など、豊富な機能、先進性も特長であり、4K/5K等に対応したVidyoの先進性ともマッチして相乗効果を期待できると考えました。また、これまでの導入実績からくる製品の安心感も選択の大きなポイントでした。

小会議室

小会議室

YVC-1000活用の成果

世界の会場と福岡をクリアな音で結ぶ。

  • すべての会場を2機種で構成
  • YVC-1000の外部入力機能が高評価
  • 今後も遠隔授業等で活用を拡大

4~5人の小会議室で音響設備のない会場ではYVC-1000、マイクやスピーカーなど音響設備のある収容人数300人規模の大きな会場ではPJP-EC200を活用。海外の参加者は、アメリカ、香港、マレーシア、インドネシア、北京、上海、韓国、ネパール、ベトナム、タイ、フィリピン他。回線の環境や音響設備はそれぞれの国や拠点で異なりますが、福岡の会場ではこの2機種で音響的にトラブルもなく、クリアな音を提供。カンファレンスの成功に寄与できました。また、今回YVC-1000で、複数の会場を中継する場合にハンドマイクを使用し他の会場に配信を行うといった使い方をしました。これは他のマイクスピーカーにはない機能で、高く評価されました。今後も遠隔授業などさまざまな分野で行われるビデオ会議でVidyo を導入し、推奨システムである YVC-1000 および PJP-EC200を中心に活用していきたいと考えています。

各会場での活用機種

各会場での活用機種

組織概要

APRICOTの概要

APRICOTは、アジア太平洋地域のインターネットインフラストラクチャーの発展のため、同地域の技術者を主に、必要な知識や技術の向上を目指し、1996年に初めて開催されました。以来、毎年1回アジア太平洋地域のさまざまな都市で会議を開催し、世界トップレベルの専門家を講師として、実用的な技術と知識の習得を図ってきました。

また、APANは複数の研究機関から形成されるアジア太平洋地域を結ぶ国際的な非営利組織です。1997年の設立以降、同地域における高度なネットワーク環境を提供し、研究者や関連する教育機関をサポートしており、半年ごとに会議が行われます。

APRICOTとAPANの共同開催は2011年に香港で行われ、61ヶ国1,100名が参加し成功を収めました。第二回目となる今回は、53ヶ国・地域、843名が参加。最新のネットワーク技術や運用知識を、ビジネス、研究、および教育などさまざまな分野で共有しあうことを目的とし、新しい研究機会やビジネスリレーションのきっかけを創出する場として、日本で開催されました。

(2015年7月16日 掲載)


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