SCSK株式会社

導入概要

導入機種
YVC-1000:1台、YVC-MIC1000EX:2台
(全社ではPJP-10UR/20UR/50USBなどを数十台、他に電話会議システムPJP-50Rを内線電話として数十台)
導入時期
2014年8月
(PJPシリーズは部署ごとに順次導入)
基本構成
Microsoft Lync®を全社の統合コミュニケーション基盤として採用。複数人数や大人数の会議に対応するためにPJPシリーズ/YVC-1000を連携させ、臨場感あふれる高音質な遠隔会議を実現。

「Lync®」と「YVC-1000」を連携させワークスタイルを変革、緊密・柔軟で高音質な遠隔コミュニケーションを実現!

YVC-1000導入の背景

Lync®の採用で、社内コミュニケーション基盤を統合。

  • 2社の合併による情報基盤統合の必要性
  • Surface™、RDS、Lync®による情報インフラ刷新
  • 場所を超えた緊密なコミュニケーション実現

住商情報システム株式会社と株式会社CSKの合併により、2011年10月に誕生したSCSK株式会社様。同社では合併と同時に、「Any Where, Any Device, Any Persons(どこでも、どんな端末でも、誰でも)」をコンセプトとする社内コミュニケーション基盤「COMPASS」を構築、運用を開始しました。まず、Microsoft Exchange ServerとMicrosoft Share Point® Serverにより、社内メールと各部署のポータルサイトを統合管理。そして2014年2月からは「COMPASS」の第2フェーズとして、Surface™ 2、RDS、そしてインスタントメッセージやWeb会議など多彩なコミュニケーション手段を提供するMicrosoft Lync®を組み合わせた新しいコミュニケーション環境を構築しました。これにより、出張中や在宅勤務中の社員でも、各種社内システムやドキュメントに安全にアクセスでき、また場所を超えた緊密なコミュニケーションが可能となりました。

YVC-1000を選択した理由

「音声品質」の課題をPJPシリーズ/YVC-1000で解決。

  • 知の共創とワークスタイル変革を実現
  • 複数人数参加の遠隔会議ではPJPシリーズを採用
  • 大人数の会議でもYVC-1000で円滑な運営が可能

同社では合併前より、大型のビデオ会議システムを導入していましたが、主要拠点の特定会議室での利用に限定されており、その特定会議室が予約されてしまうとビデオ会議ができないため、部署ごとにWeb会議システムを別途契約して使っている状況でした。Lync®の採用は、こうした課題を一挙に解決。「知の共創」と「ワークスタイル変革」のシステム基盤を構築しました。しかし遠隔コミュニケーションで最も重要な「音声」に課題が残っていました。複数人数が参加する会議では、PC内蔵のマイクスピーカーでは十分な音質・音量が確保できないため、ヤマハのマイクスピーカーPJP-20UR/50USBなどを導入。高品質な音声での円滑な会議が実現しました。さらに同社の一部門であるネットワークプロダクト部では、2014年8月にヤマハのYVC-1000を導入。本社側の出席者が20名を超える大人数の会議でも音声を確実に集音し、同時に各拠点からの発言が全員に聞こえる音量で再生することで、臨場感あふれる遠隔会議が可能となりました。

YVC-1000導入の成果

ワークスタイル変革の推進にも大きく貢献。

  • 拠点外勤務や在宅勤務にも対応
  • 働きやすい環境作りを積極的に推進
  • さらに多彩な用途開発を検討

Lync®とPJPシリーズ/YVC-1000の連携により、同社のコミュニケーションは大きく変わりました。拠点外勤務や在宅勤務を行う社員でも、Lync®の特性を活かしてパソコンやモバイル端末などで会議に参加。社員同士の緊密なコミュニケーションとワークスタイル変革が実現したのです。同社はワークスタイル変革と働きやすい環境づくりを積極的に推進しています。Lync®とPJPシリーズ/YVC-1000の連携は、この新しい働き方の実現に大きく貢献しています。同社では今後、PJPシリーズやYVC-1000の優れた音声品質、誰でも簡単に使える優れた操作性を活かして、保守メンテナンス業務や社員研修など、多彩な分野での活用を検討しています。

※ご参考:
経済産業省主催「平成25年度ダイバーシティ経営企業 100選」に選定。2014年には日本経済新聞社が実施した2014年「人を活かす会社」調査に選定。

ユーザー様の声

田中 安浩様

ワークスタイル変革の促進が重要なコンセプトです。

業務改革グループ IT企画部 IT企画第一課長 田中 安浩様

社内コミュニケーション基盤であるCOMPASSは、出張コストの削減や情報共有の促進、意思決定の迅速化はもちろんのこと、ワークスタイル変革を強く意識しています。産休などの長期休暇や在宅勤務など、多様化するワークスタイルを支え、社員の働きやすい環境を整備することがコンセプトなのです。今後さらに用途開発を進め、新しい機能を加えるなど、新しい時代の情報インフラとして進化させていきたいと考えています。

吉岡朗様

音声品質、操作性、幅広いラインナップを高く評価します。

業務改革グループ IT企画部 IT企画第一課(現:基盤インテグレーション事業本部 基盤インテグレーション部 システム基盤技術第五課) 吉岡 朗様

ヤマハのマイクスピーカーは、当社のLync®による遠隔コミュニケーションの音声部分を強力にサポートしてくれています。今回の事例で取り上げられているネットワークプロダクト部以外でも、会議の参加人数に応じてPJP-10UR/20UR/50USB、そしてYVC-1000まで幅広く社内で活用されています。ある部門の会議では、出張中の部門長が新幹線の待合室からモバイル端末で参加、対向の本社会議室では複数人でクリアな音声を共有できたとのコメントもありました。ヤマハのマイクスピーカーをLync®と組み合わせることで、社内コミュニケーションの可能性も広がったと実感しています。

奈良部朝康様

双方向の大人数会議には、YVC-1000が不可欠です。

ITプロダクト&サービス事業本部 ネットワークプロダクト部 販売促進課 奈良部 朝康様

ネットワークプロダクト部でYVC-1000を使い始めたのは2014年8月からです。本社側の出席者が20名にもなると、既存のマイクスピーカーでは不十分だったのですが、YVC-1000により課題はすべて解決できました。毎週の部会、製品勉強会、さらにはLync®のゲスト機能で外部パートナーとの遠隔会議でも活用しています。ヤマハの音響技術が活かされた音質品質、誰でも簡単に使える優れた操作性などを、高く評価しています。

SCSK様の社内コミュニケーション基盤「COMPASS」の概要

  • SCSK様の「COMPASS(CO-creative Mutual Platforms As a Service for SCSK)」は、インスタントメッセージやWeb会議など多様なコミュニケーション基盤を提供するMicrosoft Lync®と、タブレット端末のSurface™ 2、RDS(リモートデスクトップサービス)を連携させたソリューションです。
  • 約2,500人の拠点外勤務の社員が社内システムに安全にアクセスでき、Lync®との親和性が高く価格優位性のあるSurface™端末を使うことで、場所を超えた緊密なコミュニケーションを実現しています。
  • Lync®のゲスト機能を使って、グループ会社や取引先とのLync®会議も可能。また私物のスマートフォンを対象としたBYOD(Bring Your Own Devise)にも対応しています。

SCSKネットワークプロダクト部様でのYVC-1000の活用

  • 本社側では20名を超える出席者が着席し、YVC-1000のマイクが2台連結されています。本体(スピーカー)は大型モニターの前に設置されており、映像と音声が一体となった臨場感あふれる遠隔会議が実現しています。
  • 遠隔会議が行われる会議室は固定されていないため、YVC-1000を移設して使用しています。その際の設定・調整は、会議室の環境に合わせてすべて自動的に最適化され、誰でも簡単に使える優れた操作性となっています。

導入会社様

SCSK株式会社様の会社概要

SCSK株式会社
会社名
SCSK株式会社
設立
1969年10月25日
資本金
21,152百万円(東証1部上場)
売上高
288,236百万円(連結/2014年3月期)
従業員数
11,689名(連結/2014年3月31日現在)
事業内容
システム開発から、ITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)、ITハード・ソフト販売まで、ビジネスに必要なすべてのITサービスをフルラインアップでご提供します。
Webサイト

本資料に記載された製品名および企業名は、各社の商標です。
参考:SCSK様「日本マイクロソフト導入事例(日本マイクロソフト社Webサイト)」

(2014年11月11日掲載)


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